既製品より安くオーダー!ビッグヴィジョンのスーツの仕様と着心地の考察


(出典:https://www.big-vision.co.jp/news/detail.php?id=14796)
既製品よりも安くオーダーできるのが、このビッグヴィジョン!

価格の魅力もさることながら、生地のサンプルを無料で貸し出して頂ける等、オーダーにあたっての精神的な障壁を取り除いてくれます。

高級ブランド生地も扱っているのに、価格が安いのは怪しい・・・というわけではなく(笑)仕入れの際に商社などを挟まず、中間マージン分が価格に上乗せされていないことが秘訣のようです。

(出典:www.big-vision.co.jp/secret/index.html)

実際に私がオーダーした内容は、【レビュー】抽選で5万以下に!ビッグヴィジョンでゼニアのスーツをオーダーしてみた感想をご覧ください!

スーツのオーダーの分類は「イージーオーダー」

ビッグヴィジョン におけるスーツのオーダーはイージーオーダーに分類されます。用意されたハウスモデルの中から基本的な形を選び、あとは採寸結果に合わせて体型補正をしていきます。

イージーオーダーでは、フルオーダーほど自分の身体に合わせることはできません。

しかし、なで肩や猫背などの方が下手に完全に自分の身体に沿ったスーツを作るよりは、ある程度カッコいいシルエットがある中から補正する方がスマートなスーツが仕上がったりもします。

好みもあるかとは思いますが、フルオーダー至上主義というのはちょっと違うのでは?というのが個人的な考えです。

オーダーの種類の詳細は、徹底解説!オーダースーツの基本と種類。おまけで嫌な店員実態も…!にまとめていますので、ご興味のある方はどうぞ!

ハウスモデル紹介

ビッグヴィジョンでは大きく6つのモデルが用意されています。

(出典:http://www.big-vision.co.jp/policy/index.html)
・・・が、このモデル、公式サイトに掲載されているものと最新のパンフレットのものとで一部内容が異なる為、本記事では両方の内容をご紹介しますね。

  • V1:オーセンティックブリティッシュモデル(パンフレット名称:リアルスタンダードモデル)
    • 幅広い世代に向けて自然かつエレガントなシルエットを目指しましたのが、こちら。落ち着いた雰囲気を醸し出すオーセンティックなブリティッシュスタイルです。伝統的なイギリスのシルエットが好きな方に適しています。
  • V2,V3:クラシコイタリアンモデル
    • 20代後半〜30代の細身のシルエットを求める方にオススメなのが、こちら。V2とV3の違いは肩パッドの有無。いずれにしても薄手の肩パッドやハーフ毛芯が使用されており、軽く着心地が良い作りになっています。フィレンツェ流の仕立てとなる為、イタリアンなシルエットが好きな方に適しています。
  • V4:モダンブリティッシュモデル
    • 胴や腕回りを細くし、流行を取り入れたディティール・・・とシルエットの美しさを追求しています。V1とは異なりハーフ毛芯となっており、デザインもモード感がある為、10代後半〜30代のスタイリッシュなスーツを作りたい方に適しています。
  • V5:コンケープドショルダーモデル
    • フレンチモードの流れを汲み、コレクションデザイナーが好むスタイルを現代風にアレンジしたモデルです。肩先にかけて緩やかに弓形に湾曲したコンケープドショルダーを採用しており、肩の雰囲気に合わせフル毛芯で仕立てられています。脇の絞りが強く、袖幅も細めている為、視覚的にもスッキリしたシルエットになります。
  • V6:スレンダーモデル
    • 10代〜20代の方向けにデザインされたのが、こちら。V5をベースにしつつ、肩をノーマルにし、芯地もハーフ毛芯とした現代風の仕立て。具体的には襟幅を細く、袖幅は絞られ、アームホールも狭くなっています。ビッグヴィジョンのモデルの中で最もタイトな作りの為、かなり細身の方に適しています。
  • Traditional:トラッドモデル(公式サイトのみに記載)
    • アメリカントラッドらしく肩の雰囲気をナチュラルにしたドロップショルダーに、BOX型と呼ばれるゆったりとしたシルエットが特徴的なモデルです。トラッドのしっかりした仕上がり感を出すために芯地はフル毛芯とのこと。ゆったりした着心地を求める方、アメリカントラッドが好きな方に適しています。
  • U2:フィレンツェモデル(パンフレットのみに記載)
    • またまたイタリアン!こちらは、オン/オフ問わず使用できるデザインを追求しています。肩周りや胸のあたりのドレープやソフトなシルエット、肩や背中や袖などフロント以外も総ステッチ仕上げ等ディテールの入念な仕上げにこだわったそうです。

    強みでもある安価な高級生地リスト


    (出典:http://www.big-vision.co.jp/policy/index.html)
    反物で仕入れ、店舗に幅のある生地見本が数多く並べてありますので、実際に肩に乗せる等して仕上がりのイメージを確認しながら選ぶことができます。

    価格帯も分かりやすく公式サイトに一覧化されています。こちらにも記載しておきますね。

    • 特別奉仕品 ¥23,000 or 29,000
    • ペントハウス ¥39,000
    • 御幸毛織 ¥49,000
    • ジニョーネ ¥49,000
    • モラビト ¥49,000
    • トレーニョ ¥49,000
    • ハーディーエイミス ¥58,000
    • ミノバ ¥58,000
    • マーチンソン ¥58,000
    • ドーメル ¥58,000
    • スキャバル ¥58,000
    • チェスターバリー ¥68,000
    • ルイ・フェロー ¥68,000
    • ロロピアーナ ¥88,000
    • ゼニア ¥88,000
    • ドーメル (アマデウス) ¥98,000
    • ゼニア (トロフェオ) ¥98,000
    • ダンヒル ¥98,000

    カスタマイズ概要

    オーダーの醍醐味でもあるカスタマイズ概要についてです。

    袖ボタンは並びつけ、重ねつけは勿論、本切羽もオプション料金+¥2,000で対応頂けます。

    ポケットは、ノーマル、スラントが基本で、チェンジポケットもオプション料金+¥1,000で対応頂けます。

    ベントはセンターベント、サイドベンツ、ノーベントから選ぶことができ、裏地も総裏、背抜きどちらも選択できます。

    スリーピースにしたい場合は、生地の値段に応じて+¥10,000〜12,000でベストが作れるとのことでした。

    これらのカスタマイズは基本的にどのハウスモデルを選択してもお願いできます。

    また、ご紹介しているカスタマイズは一部で、まだまだたくさんカスタマイズできる箇所はあります!

    ビッグヴィジョンはオーダースーツのお店には珍しく、オーダーできる箇所を公式サイトで詳細に公開しているので、そちらをご覧になるとより細かく分かるかと思います。

    そんなビッグヴィジョンですが、ここのところオーダーする方も多く、納期は以前よりちょっと延びて4週間程度とのことです。

    ビッグヴィジョンの仕様

    オーダースーツはサイジング命で、見た目的にはサイズが合っていればカッコよくは見えます。

    が、着ている本人の着心地はサイズとは別に、スーツの仕立てられ方、仕様に影響を受けます。具体的には襟付けと袖付けの仕様がスーツの着心地を左右します。

    襟付けはしっかりとアイロンワークを施して生地を首の形合わせて捻じ曲げることで、ジャケットを着た際の体圧を分散し、疲れにくく仕立てた「一枚襟」と、そういった作業をスキップして簡易的に立体感を作り出す「二枚襟」という仕様があります。

    ビッグヴィジョンでは二枚襟を採用しているので、首への吸い付きのレベルは高くはありません。

    ビッグヴィジョンとしても「1週間でオーダーできる!」等、訴求ポイントをファストファッション的な方へ振り始めているので、今後この首の吸い付きレベルの向上もあまり期待できないでしょう。短納期・低価格路線でいくにはあまりにも工場に負担がかかりすぎてしまうからです。

    袖付けについては、肩の付き方やいせ量などが重要。前身頃に対して後身頃側の生地を多めに使い、それらをいせ込んで縫い合わせることで、可動域を担保しているわけですが、見るより着てみるのが一番。

    しっかりした仕立てのジャケットを着たことがある方が着れば分かると思いますが、ビッグヴィジョンの仕立てレベルは標準程度で、袖の可動域の部分で嬉しい驚きを感じることはありません。

    「サイズさえ合っていれば着心地も完璧!」のようなまやかしが、比較的お手頃なオーダースーツ業界にありますが、別にそういうわけではないよ・・・ということで、その仕組みを解説したのが「身体に合う」の嘘。フルオーダー信仰が崩壊し、既製品最強が生まれる理由です。
    ビッグヴィジョンにしようかまだ悩んでいる方であれば、ぜひ一度ご覧ください。

    「俺評価。」は?


    ずばり、「不要」としました。

    ビッグヴィジョンはハウスモデル間での仕様に変化がないので、すべて同様の評価です。

    通常の国内工場でこの評価です。低価格生地の場合は、工賃を抑えるため、工場が中国になりますが、工賃を抑えるための工場の方が着心地で上回ってくるとはないでしょうね。もし、そうなら全部中国工場にしますし。。。

    評価方法の詳細については9割の人はテーラー選択ミス?「俺評価。」はじめましたをご覧ください!

    一部ですが、同様の価格でより優れたテーラーは確実に存在しますし、Mezzoforte Lounge(メゾフォルテ ラウンジ)を読んでる方は、すでに情弱ではないはず。

    もちろん、ビッグヴィジョンも決して悪い物を作っているわけではありません。日本で極めて一般的な水準のスーツを仕立ててくれます。

    値段もお手頃なので、「オーダー初心者」には良いのではないかと思います。高級ブランド生地にも挑戦しやすいです。

    関東を中心に都市立地のビッグヴィジョン

    ビッグヴィジョンは関東を中心に店舗を構えています。東京では各所にありますので、検索してみると意外とあちこちあったり。その他千葉、神奈川、埼玉、大阪、愛知、石川等にもあります!

    店舗所在地は店舗が多い上に新規出店・閉店等あるかと思いますので、公式サイトをご覧ください。

    ここまで見て、ある程度気持ちは固まってきたけど、本当にビッグヴィジョンだけ見て決めていいのか?という方もいるのではないでしょうか。

    実店舗と違い「やっぱり止めた」という意思決定がしやすいように、体型の悩みをバッチリ補正!東京のイージーオーダースーツ店まとめで各店舗を整理しておきました!

    しっかり比較検討してみてください!

    オーダーに向けた事前準備

    こちらはオプショナルですが、一流のビジネスパーソンとして、適切にスーツを着こなすための情報を以下にまとめましたので、ぜひご覧ください!

    そもそも論理的に一流のスーツスタイルとは・・・
    え、まだセンスに頼ってるの?論理で再現できるスーツの着こなし

    身体に合ったスーツとは・・・
    あなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとは

    差がつくポイントは・・・
    なぜあの人はカッコいいのか?差がつくスーツ・ジャケットのポイント

    生地を選ぶ際のポイントや特徴は・・・
    素材・柄からイギリス・イタリア生地まで!スーツ生地の特徴と違い

    パンツの裾上げの対処法は・・・
    知らないのに結局聞かれる…パンツの仕上げの種類と対処法

    販売員と上手くやり取りを行う方法は・・・
    うんちく不要!販売員の知識を「運用」したスーツ購入法とは?

    スーツの着こなす上で最低限押さえるべきことは・・・
    意外と知らない?スーツを着る上での基本

    ビッグヴィジョンは、値段もお手頃で選べる生地も多い為、「自由度も欲しいけど、そんなに値段もかけすぎるわけにはいかない」というニーズにバッチリ応えてくれます。

    勝負の1着はもちろん、最初の一歩や日常使いの1着として試してみてください!