(出典:https://www.imn.jp/post/108057197076?page=2)
五大陸と並び日本を代表するスーツブランドのD’URBAN (ダーバン)。
その中でも伊勢丹限定で展開されているのが、D’URBAN ombrare (ダーバン オンブラーレ)です。
通常のダーバンと比べエントリープライスが低めに設定されており、型紙もオジサン臭さを取り払った幅広い世代に着れるものを取り入れています。
今回はそんなダーバン オンブラーレのスーツについて、既製品・オーダーともに徹底解剖します!
4種類のモデル展開
ダーバン オンブラーレには、いくつかのハウスモデルがあり、いずれもイタリアンクラシックをベースとしたモデルになっています。代表的なものをご紹介しますね。
51型は定番モデルで、2019年にアップデートされました。
具体的には、背巾のバランスを見直しを行ったようで、ラペルの浮きを防ぎ、より身体に吸い付く仕上がりとなっています。
14型はモードな型紙で、絞られたジャケットのウエストと大きめのラペル、テーパードのきいたパンツが特徴です。
こちらも2019年にアップデートされており、肩のイセ込みの量が増えています。
また、肩巾を広くとり、カマを浅くすることで腕の可動が快適な仕上がりになっています。
01型はやや狭めなラペルが特徴であり、細身の方や顔の小さめな方に向いているでしょう。
その他クラシックのモデルが2種類ありますので、それぞれ着てみて最も身体に合うものを選びましょう。
ちなみにスーツにおけるイタリアンとは何かについては、なぜあの人はカッコいいのか?差がつくスーツ・ジャケットのポイントをご覧ください!
ハウスモデルとは別に用意された3種類の仕立てランク
(出典:https://www.imn.jp/post/108057195355)
ダーバンオンブラーレでは、ハウスモデルとは別に仕立てのランクも3種類用意されています。
良い方から並べるとこんな感じ。
ランクがあるとは言っても、どのモデルであっても一枚襟で作られてられているのがポイントです。
一枚襟はアイロンでじっくり人の首の形に合うように曲げる工程を経た作りの為、長時間着ていてもジャケットの重さを感じづらく、着ていて疲れにくくなります。
では何が違うのかというと、簡単に言うと手縫いの工程数と芯地です。(オーダーする場合には、さらに「選択の幅」が加わります)
EIラインは最も手縫い工程数が多く、芯地も総毛芯になっています。
EGラインはEIの次に手縫い工程数が多く、芯地はハーフ毛芯になっています。ダーバンオンブラーレでは、このEGラインの取り扱いが最も多いそうです。
WIラインはマシンメイドの割合が高く、芯地は前身頃のみの毛芯となっています。
既製品の価格帯と仕様
(出典:https://www.imn.jp/post/108057196720)
ダーバンオンブラーレでは、既製品展開が基本となります。
使われている生地ごとに前述の仕立てのランクが異なり、高級生地になるほど仕立てランクも高くなります。
たとえば最高ランクのEIラインは以下の生地を使っています。
EGラインの場合は、以下の生地。
最後にWIラインでは以下の生地です。
いずれも裏地の素材はキュプラ100%となっており、仕立て・素材ともに高水準です。
オーダーの場合の価格帯と仕様
(出典:https://www.imn.jp/post/108057197326)
ダーバンオンブラーレでは、既製品をベースとしたパターンオーダーも可能です。
既製品をベースにしているとは言え、サイズ調整だけでなく、上下で別のハウスモデルを選択できます。
では価格はどうなるのかというと、ベースとなる既製品の仕立てのランクに応じて異なります。
結構いろんなことが仕立てのランクで決まるんですね(笑)
元の既製品が
となっています。
また、スリーピースにする場合のベストの価格は
となります。
つまり、ツーピースの既製品をベースに、ツリーピースでオーダーする場合の価格は、以下のようになります。
(①元値/②オーダー価格/③ベスト)
EIライン:①¥130,000〜+②¥10,000+③¥26,000 = ¥166,000〜
EGライン:①¥95,000〜+②¥7,000+③¥23,000 = ¥125,000〜
WIライン:①¥76,000〜+②¥5,000+③¥19,000 = ¥100,000〜
さて、価格が分かったところでどのような所をカスタマイズできるかについてです。
ベントはセンターベント、サイドベンツ、ノーベントから選ぶことできます。
袖ボタンは基本的には並びつけのみで、ハウスモデルとして14型を選んだ時のみ重ねつけも選択できます。
また、本切羽については仕立てがEIもしくはEGラインの時のみ選択でき、EIであれば+¥3,000、EGであれば+¥2,000となります。
ポケットについては、いずれのモデル・仕立てでもノーマルのみとなり、スラントやチェンジポケットにすることはできません。
裏地については、総裏、背抜きが選択できます。
納期は2〜3週間程度とのことで、新宿伊勢丹のオーダーとしては最速で仕立て上がるとのことでした。
世界規模で見てもかなり大きな工場を自社で宮崎に持つダーバンだからこそ実現できた納期と言えるでしょう。
また、バンチブックから生地を選ぶことによるオーダーも可能ではありますが、この場合には検品が厳しく6週間程かかってしまいます。
購入・オーダーに向けた準備
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日本を代表するブランドの一つであるダーバンが伊勢丹と組み、伊勢丹のみで展開するダーバンオンブラーレ。
日本一の売上を誇る百貨店限定で提供される価値を是非、実感してみてください!