(出典:https://www.mens-ex.jp/column/hirapsody/180430_27.html)
世界の有名ブランドのOEMを30年以上も手掛けてきたイタリアの縫製工場が、自社名で始めたファクトリーブランドのラルディーニ。
製造工程をすべてメイド・イン・イタリーで行っており、イタリアらしい軽く柔らかなアンコン仕立てでありながら、比較的カッチリとした印象を与えることができます。
今回はそんなラルディーニのスーツをご紹介します!
目次
基本的な仕様
スーツのハウスモデルは1種類のみで、ジャケットのフロントのボタンは3つボタンの段返りになります。
また、スーツだけでなくジャケットのみで購入する場合も、フラワーホールに標準で付いているブートニエールが特徴です。
(出典:http://www.lardini.it/ja/janaru/)
襟は、人手のアイロンワークのコストをカットしつつ、簡単に立体感を出せる二枚襟で仕立てられております。
入念なアイロンワークを経ることで首への吸い付きが良くなり、ジャケットの重みを感じづらくすることができるのですが、この二枚襟だと、首への吸い付きはあまり期待できなくなります。
とはいえ、副資材を取り除いたアンコン仕立てとなっていることを考慮すると、そこまで気にしなくても良いでしょう。
既製品の価格帯と仕様
(出典:http://www.lardini.it/ja/janaru/)
既製品がメインのファクトリーブランドですが、その仕立ては大抵のテーラーを圧倒します。
生地は自社のものも使用しており、価格は以下のようになっています。
¥149,000までは裏地の素材がポリエステルになっていますが、Sartoriaという表示の付いた¥256,000のものはキュプラとなっていました。
袖ボタンは事前についていない為、自分の腕の長さに合わせて調整可能です。
ボタンについては、飾りだけの開き見せにする場合は+¥4,320、本切羽にする場合には¥+6,800となります。
オーダーは直営店では取り扱い無し
(出典:http://www.lardini.it/ja/janaru/)
オーダーについては直営店でも取り扱っていません。
ストラスブルゴ等のセレクトショップでオーダーを請けている場合がありますが、不定期なのか2018年以降の情報はありませんでした。
基本的には既製品からのサイズ調整となる為、上下のサイズが異なる方は注意が必要でしょう。
実際、私は上半身に対してヒップが大きめであったり、ふくらはぎが比較的発達していたりする為、パンツはワンサイズ上になりました。
パンツに合わせてジャケットもワンサイズ上になるわけですが、お直しで調整可能な範囲であれば、しっかりお直ししましょう。
本当にスーツを正しく着れていますか?
ラルディーニというと、いわゆる港区おじさんのイメージもあるイタリアのイケイケなブランドです。
私服用であれば構いませんが、仕事用にスーツを購入する際にはオシャレさと勢いでビジネス向きでない物を選ばない様、注意しましょう!
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