(出典:https://www.imn.jp/post/108057199555)
英国サヴィル・ロウのテーラーブランドのリチャード ジェームス。
創業者のRichard James氏は、「色の魔術師」と絶賛されるニュービスポークテーラーで、伝統的を守りつつも、モダンなデザインを取り入れています。
日本ではロンナーがライセンス契約して展開しており、新宿伊勢丹、銀座三越、大阪髙島屋、JR京都伊勢、阪急メンズ大阪と限られた場所でスーツを購入できます。
今回はそんなリチャード ジェームスのスーツについて、既製品・オーダーともに徹底解剖します!
目次
基本的な仕様
ハウスモデルは1種類のみで、スラントポケットを基本としたブリティッシュ調でスリムなシルエットになっています。
ティモシーエベレストと比べると、チェストのボリューム等は薄くなっており、たくましさよりはスッキリとしたモダンな印象があります。
また、「色の魔術師」と称されるように、裏地に虹色のステッチが入っているのもリチャード ジェームスの特徴です。
(出典:https://item.mercari.com/jp/ m58865534278/)
細かなところに言及すると、裏地の素材はキュプラとポリエステルの混紡となっています。
また、副資材については本バス芯を用いており、ハーフ毛芯もしくはフル毛芯で仕立てられています。
さらに襟は、人手のアイロンワークのコストをカットしつつ、簡単に立体感を出せる二枚襟で仕立てられております。
二枚襟だと、首への吸い付きはあまり期待できなくなり、生地の重みがのしかかる為、重い生地ではないかは要確認です。
既製品の価格帯と仕様
リチャード ジェームス自体はビスポークテーラーですが、日本の展開では既製品が基本となります。
使われている生地別に価格は以下のようになっています。
また、生地ブランドの表示のないスリーピーススーツは、¥94,000でした。
ちなみにこれらはプラス¥5,000するだけでパターンオーダーに変えることができ、より身体に合わせることができます。
オーダーの場合の価格帯と仕様
既製品をベースしたオーダーの場合は、既製品の価格の+¥5,000ですが、生地やモデル等を1から選ぶオーダーの場合は価格帯が異なります。
オーダーの分類はパターンオーダーにあたります。前述のモデルをベースに、採寸結果を基にサイズを調節していきます。
パターンオーダーは着丈や袖丈等の縦の調節が基本となりますが、ウエストの絞り等の横の調整もある程度はできるそうです。
最終的な仕上がり価格の大半は選ぶ生地で決まります。各生地の価格目安は以下の通りです。(掲載は一部です。)
スリーピースとする場合、ベストは生地の価格によらず、一律¥15,000となります。
さて、詳細デザインについてです。
ベントはセンターベント、サイドベンツ、ノーベントから選ぶことできます。
袖ボタンは並びつけが基本で、重ねつけや本切羽にする場合には+¥5,000となります。
ポケットについては、スラントのみで傾斜の強さのみ選択できます。英国調を演出できるチェンジポケットは無料でつけることができます。
裏地については、総裏、背抜きどちらも選択することが可能です。
納期は既製品をベースにした場合には3週間、バンチブックベースの場合には4週間とのことです。
購入・オーダーに向けた準備
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