(出典:http://www.ringjacket.co.jp/ring-blog/)
既製品なのに大抵のオーダースーツを凌駕する圧倒的な着心地。
まさに最強の既製服とも言える着心地の良さがリングジャケットの魅力です。
「何言ってんだ、オーダースーツの方が上に決まってるだろ!」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにサイズ感に関して言えば、既製服よりもオーダーの方が優れている場合もあるでしょう。
実際、既製服のお直しでは、身体に合わせるのも限界があります。
しかし、着心地の良さを生むのはサイズ感だけではありません。
首に吸い付くよう一枚襟で作られていることや、腕の可動域を広げる様にいせ込まれてるか等、実は仕立てで決まる要素も大きいんです!
勘の良い方はお気付きですよね?
このリングヂャケットは、その仕立ての部分が良く既製品とは思えない着心地になってるということです。
これでサイズ感もピッタリ合わせられたら最高なのに・・・はい、ありました!笑
というわけで、今回はリングヂャケットでのスーツオーダーを徹底解剖していこうと思います。
目次
オーダーの分類は「パターンオーダー&フルオーダー」
(出典:http://www.ringjacket.co.jp/order/)
リングヂャケットでは大きく3種類のオーダー方法が用意されています。
呼称と実態はブランドやテーラーによって様々なので、ここではリングヂャケットにおける呼称は一般的な定義で何にあたるかを説明したいと思います。
メジャーメードは、いわゆるパターンオーダーです。
既製服から基本的な形を選び、サイズを調整していきます。
完成品がベースになる為、出来上がりイメージはつきやすいでしょう。
一方、パーソナルオーダーとフルオーダーについては、あなた専用の型紙を起こしてもらえるようです。
一般的な定義ではどちらもフルオーダーに当たるでしょう。
どちらも型紙から作られる為、かなり身体に合ったものになります。
ではパーソナリティーオーダーとフルオーダーでは何が違うのか、それは仮縫いの有無です。
パーソナルオーダーの場合は仮縫いが無い為、最初の採寸結果から仕立てあげます。
フルオーダーの場合は、採寸結果で仮縫いを行い、一度来店して試着しながら調整していきます。その調整結果で本縫いを行い完成となります。
もう少し詳細にオーダーの種類を知りたい!という方は、徹底解説!オーダースーツの基本と種類。おまけで嫌な店員実態も…!にまとめましたので、ご覧ください。
ちなみにですが、オーダーのランクが上がるにつれて価格も変わります。
予算やフィッティングも含め、どのオーダーが適切かは検討が必要です。
フルオーダーは淀屋橋店・青山店・銀座店・博多店のみなので、ご注意を!
リングヂャケットのハウスモデル紹介
(出典:https://ringjacket.shop/ shopdetail/000000000530)
オーダースーツが初めての方は、「ハウスモデルって何?」となるかと思います。
ハウスモデルとは、簡単に言うと各テーラーで用意しスーツの形の種類のことです。
一見すると同じように見えるスーツですが、ボタンの位置の高さや肩パッドの有無等、違いがあるものなんです。
たとえばリングヂャケットのオーダーでは、大きく3つのモデルを取り扱っています。
-
立体的な胸のドレープと柔らかいラペルの返りが特徴のリングヂャケットを代表するモデルです。
このモデルでは、メジャーメード、パーソナルオーダー、フルオーダーすべてのオーダーを選ぶことが出来ます。
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少し広めのラペルと低めのボタン位置で落ち着いた印象を与えるクラシックなモデル。
適度なゆとりと優雅なシルエット、フラップ無しのパイピングポケットが特徴です。
このモデルでは、パーソナルオーダー、フルオーダーからオーダーを選ぶことが出来ます。
逆に言うとメジャーメードは選ぶことはできません。
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細めのラペルやシャープなシルエットが特徴のモダンなモデルです。
このモデルでは、メジャーメード、パーソナルオーダー、フルオーダーすべてのオーダーを選ぶことが出来ます。
どのモデルを選んでも価格は変わりませんので、ご自身の好みを加味しつつ、店員と相談の上で決めましょう。
リングヂャケットで選べる生地と価格
(出典:http://www.ringjacket.co.jp/ mt/ringja/2010/03/09/)
リングヂャケットの最終的な価格は、前述のオーダーの種類だけでなく、生地にも左右されます。
とはいえ、生地ブランドによる変動幅は他ブランド・テーラーより小さいようです。
たとえばCANONICOやHOLLAND & SHERRYの生地で18万。
うーん、高額ですね。でもこれがゼニアであっても20万だったりします。
決め手とはなるのは、やはりオーダーの種類のようですね。
ちなみにリングヂャケットのように着心地の良い仕立てであれば、イギリス生地で作ることをオススメします。
一般的にイギリス生地は、しっかりしていて長持ちもするけど、イタリア生地と比べて、ザラザラとした肌触り硬さが気になることが多いです。
そんなイギリス生地なので、安価で仕立てが良くないテーラーで仕立てると・・・
そう、重いし硬いしで、正直着ていて疲れやすいだけのスーツになってしまいます笑。。
ところがどうでしょう。リングヂャケットのような仕立ての良いブランドやテーラーでは、イギリス生地でも軽く動きやすい1着が出来ます!
もちろん、仕立ての良いスーツでこそイタリア生地の光沢や柔らかさを活かせる部分もあります。
しかし、袖を通して圧倒的な違いを感じるのは、間違いなくイギリス生地です。
リングヂャケットのカスタマイズ概要
さて、生地とモデルを選んだら、採寸・フィッティングを挟み、詳細デザインを決めていきます。
袖ボタンは並びつけ、重ねつけは勿論、本切羽も無料で対応頂けます。
ポケットは、ノーマル、スラントは勿論、チェンジポケットも無料で対応頂けます。
ベントは基本的にサイドベンツのみです。フルオーダー選択時のみセンターベントなどに変えることもできます。
裏地は秋冬物であれば総裏、春夏物であれば背抜きが基本になります。パーソナルオーダーかフルオーダーであれば、選択可能です。
スリーピースにする場合には、生地に応じて価格が異なりますが、だいたい+5〜10万でベストを作ることができます。
納期はオーダーの種類によって異なります。
メジャーメードは5〜6週間、パーソナルオーダーは5〜6週間、フルオーダーは約9週間(仮縫い約4週間、本縫い約5週間)とのことです。
既製品でも身体に合わせに行く姿勢
さて、ここまでオーダーをご紹介しましたが、既製品で高いレベルでのお直しが可能なのが、リングヂャケットの特徴です。
店頭で吊るしてある既製品の袖を見てみてください。ボタンが付いていないんです。
よくある最初からボタンが付いている既製品の場合、袖丈のお直しを行うとどうなるでしょう?
袖を詰められないので、肩の部分から調整するわけです。
肩の部分を詰めるということは、本来肘にあたる部分が二の腕側に上がってくることになりますよね。
すると、本来想定していた形からは多かれ少なかれ崩れてしまうことになります。
さらに、肩の袖付けは重要なスーツにおいて部分ですが、お直しする人は仕立てた人と異なる為、元の形から崩れる危険性があります。
そういったマイナス要素を発生させない様、リングヂャケットは袖ボタンをつけていないということです。
タイトルにつけた通り、最強の既製品!ぜひオーダーでなくとも試着してみてください。
直営店はもちろん、各所で購入可能
さてリングヂャケットのオーダーと既製品共にご紹介してきましたが、直営店だけでなくその他の店舗でも取り扱われています。
たとえば直営店は、都内と一等地と大阪、博多に店舗を構えています。
この他直営店以外でも全国各地、海外でも取り扱いがあります。
詳細は公式サイトでご確認ください。
ここまで見て、ある程度気持ちは固まってきたけど、本当にリングヂャケットだけ見て決めていいのか?という方もいるのではないでしょうか。
実店舗と違い「やっぱり止めた」という意思決定がしやすいようにあれ、知らなかった!?東京でパターンオーダーできるお店まとめで各店舗を整理しておきました!しっかり比較検討してみてください!
オーダーに向けた事前準備
こちらはオプショナルですが、一流のビジネスパーソンとして、適切にスーツを着こなすための情報を以下にまとめましたので、ぜひご覧ください!
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リングヂャケットの着心地をぜひ味わってみてください!