工場直営!world’s bespokeでのオーダースーツ攻略


(出典:http://worldsbespoke.jp/)
百貨店向けの高級ブランドの製造を請け負う大賀株式会社が抱えるテーラーのWolrd’s Bespoke (ワールズビスポーク)。

具体的にはDege & SkinnerやTimothy Everest、CORNELIANI、NH Sartoria等とライセンス契約し、製造しています。

このレベルのブランドになってくると、本体に作って貰わなきゃ価値がないと考える方もいますが、少なくとも本体からライセンス契約を認められるクオリティだとも言えるでしょう。

今回はそんなワールズビスポークでのスーツのオーダーをご紹介したいと思います。

目次

スーツのオーダーの分類は「イージーオーダー」

ビスポークという名前なのでフルオーダーを想起させますが、ワールズビスポークにおけるスーツのオーダーはイージーオーダーに分類されます。

日本はフルオーダーでなくともビスポークという言葉を用いることが多いので、顧客側に誤解を与え、あんまりよくないなあというのが個人的な感想です。

とはいえ必ずしもフルオーダーであれば良いかというと、そういうわけでもありません。

たとえば、猫背・なで肩等の方が完全に自分の身体に沿ったスーツを作った場合どうなるでしょうか。

自分の身体の弱みをそのまま再現されても、印象アップは厳しいでしょう。

もちろんフルオーダーでも一流のテーラーであれば、弱みを見事に隠すキレイなシルエットを崩さないように、型紙を起こしてくれるとは思います。

しかし、価格がグッと高くなるのも事実。

その点、イージーオーダーでは型紙がある中から必要に応じて体型補正をかけるため、価格を抑えながら、シルエットも崩さずに身体に合わせることができます

また、用意されたゲージモデルの中から基本的な形を選ぶ為、出来上がりイメージはつきやすいでしょう。

予算や体型も含め、実際どのオーダーが良いかは検討が必要です。

・・・とイージーオーダーやらフルオーダーやら言いましたが、オーダーの種類や違いって分かりづらいですよね。

そんなわけで、徹底解説!オーダースーツの基本と種類。おまけで嫌な店員実態も…!にまとめました。

オーダーの種類別にどんなテーラーがあるのかも紹介している為、是非ご覧ください!

ワールズビスポークのハウスモデル紹介


(出典:http://worldsbespoke.jp/models/)
ワールズビスポークでは、ミラノモデル、Tokyoモデル、ナポリモデルの大きく3つのモデルを取り扱っています。

  • ①ミラノモデル
    • イタリアのセクシーと英国の伝統が融合したモデルです。

      スクエアショルダーのウエストラインをシェイプしたスタイルが特徴です。

  • ②Tokyoモデル
    • 着やすさ柔らかさを重視したモデルです。

      ストレスを感じさせない肩廻りと適度なゆとり寸が特徴です。

  • ③ナポリモデル
    • 肩パットがなくアンコン仕立てのモデルです。

      アンコン故に軽くて、柔らかく、ストレスのかからない着用感が特徴です。

    いずれのモデルも二枚襟で仕立てられていました。

    ナポリモデルはアンコンなのでそもそも芯無しですが、ミラノモデルおよびTokyoモデルは、毛芯仕立てにこだわっています。

    ワールズビスポークで選べる生地と価格


    (出典:http://worldsbespoke.jp/made/)
    ワールズビスポークでは、生地によって仕上がりの価格の大枠が決まります。

    Webサイト上は¥56,000〜となっていますが、実際に店舗で並んでいる生地を見るに、ワールズビスポークの中心価格は¥96,000〜と高価格帯になりそうです。
    ※もちろん言えば5万台の生地も出してくれると思います!

    いずれの生地を選んだ場合も、大賀株式会社が抱える国内工場での縫製になります。

    • Tollegno ¥96,000〜106,000
    • CANONICO ¥96,000〜126,000
    • HARRISONS of EDINBURGH ¥180,000
    • Ermenegildo Cool Effect ¥180,000
    • DORMEUIL Tonik Wool ¥186,000

    ワールズビスポークのカスタマイズ概要

    カスタマイズ概要についてです。

    袖ボタンは並びつけ、重ねつけだけでなく、本切羽もオプション料金+¥3,000で対応頂けます。

    ポケットは、ノーマル、スラントだけでなく、チェンジポケットも+¥1,000で対応頂けます。

    ベントはセンターベント、サイドベンツ、ノーベントから選ぶことができます。

    裏地は総裏も背抜きも選ぶことができます。

    裏地の素材自体はポリエステルが標準で、キュプラにする場合には+¥4,000になるとのこと。

    スリーピースにする場合には、生地の価格に依らず、¥10,000でベストを作ることができます。

    納期は通常4週間~となっています。

    都内を中心に展開するワールズビスポーク

    ワールズビスポークは、都内1店舗、福岡と長崎に1店舗ずつの展開となっています。

  • 銀座店
  • 福岡店
  • 長崎店
  • オーダーできる内容も、店舗の場所も分かった。でも・・・実店舗に足を運ぶと「やっぱり止めた」と言いづらいですよね。

    まずはWeb上でちゃんと比較した方が良いと思い、体型の悩みをバッチリ補正!東京のイージーオーダースーツ店まとめに整理しておきました!

    しっかり他店舗とも比較してから足を運べば、迷いも少なくなります。

    オーダーに向けた事前準備

    こちらはオプショナルですが、一流のビジネスパーソンとして、適切にスーツを着こなすための情報を以下にまとめましたので、ぜひご覧ください!

    そもそも論理的に一流のスーツスタイルとは・・・
    え、まだセンスに頼ってるの?論理で再現できるスーツの着こなし

    身体に合ったスーツとは・・・
    あなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとは

    差がつくポイントは・・・
    なぜあの人はカッコいいのか?差がつくスーツ・ジャケットのポイント

    生地を選ぶ際のポイントや特徴は・・・
    素材・柄からイギリス・イタリア生地まで!スーツ生地の特徴と違い

    パンツの裾上げの対処法は・・・
    知らないのに結局聞かれる…パンツの仕上げの種類と対処法

    販売員と上手くやり取りを行う方法は・・・
    うんちく不要!販売員の知識を「運用」したスーツ購入法とは?

    スーツの着こなす上で最低限押さえるべきことは・・・
    意外と知らない?スーツを着る上での基本

    表参道店が2019年3月に閉店し、都内は銀座店のみとなってしまいましたが、高級ブランドのライセンス契約品を請け負う工場の実力を体験したい方は、ぜひワールズビスポークに足を運んでみてください!