ファッションはロジックでオシャレに着こなせると謳い、主にカジュアルファッションについてオシャレの法則を紹介されているMB氏。
同氏はMezzoforte Loungeでも何度か紹介しているsuitboxを監修したりもしており、2018年5月には世界一簡単なスーツ選びの法則という書籍も出しています。
そもそも私がMezzoforte Loungeを始めたのも同氏のほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす毎日コーディネート塾を読んで、「カジュアルファッションで法則があるなら、スーツにはもっと明確な法則があるのでは?」と着想を得たからだったりします。
今回ご紹介する本が出てからMezzoforte Loungeを開設していたら、丸パクリみたいになってしまいますが、一応2018年1月からやっているので、特にMB氏のスーツに関するロジックには影響を受けずに今日までやってきました(笑)
とはいっても、これまで他の記事等でご紹介してきた通り、スーツの着こなしには明確なルールがあり、一流の着こなしには法則や論理があります。
その明確さ故にこの本を購入し、一読してみて「本に書いてあることと自分の書いてること、結構被ってるな」というのが印象です。
ちなみにMB氏以外でスーツについて書籍を出版されている方も大方同じようなことを言っています。
その上で今回は、世界一簡単なスーツ選びの法則に書かれているスーツ着こなしの法則を簡単にご紹介したいと思います。
目次
スーツは80点でいい
前述の通りスーツには明確なルールが決まっている為、押さえるべきポイントさえ押さえておけば、着るべきスーツ=解が簡単に見えます。
MB氏が普段紹介されているカジュアルファッションにおいては、外しがオシャレとされますが、スーツにおいては外しは不要。
スーツはそのままに正しく着るだけ完成されたスタイルなんです。
またビジネスは見栄えを競う場ではありませんよね。
もちろん相手への敬意を示す為に服装は重要ですが、服装それ自体が仕事をするわけではありません。
その意味では、素材や細部にこだわり100点を目指すことよりも、シルエットを重視し自分の身体に合ったものを着て80点を取ることが重要です。
私自身、スーツについて「オシャレ」と言われると、アパレルブランドのスーツのように裾丈が短めで靴下が丸見え、ジャケットも着丈が短すぎてお尻丸見え、袖のボタンホールは赤い糸でワンポイント・・・のような謎のスタイルを想起してしまうので、Mezzoforte Loungeでは極力「オシャレ」という単語の使用を避けています。
自然と女性の支持を得られるのがスーツ
本書では女性の支持を得るのに重要な要素として「清潔感」・「大人っぽさ」を挙げ、スーツを正しく着るだけで、自然とこの両方を実現できることが語られています。
たしかに、スーツ姿が好きという女性は多いですよね。
ビジネスシーンはもちろん、女性からの好感度という観点からもスーツの正しいルールを押さえ、論理的に正しい着こなしをしておくことにメリットがありそうですね!笑
スーツをオシャレに着る7つのシンプルルール
MB氏はスーツをオシャレに着る7つのシンプルルールとして
- とにかくシワの入らないものを選ぶ
- 裾丈はハーフクッションでシワを極力出さない
- スーツはサイズが10割
- 長すぎない着丈がシルエットを整える
- 首元のVゾーンをちぐはぐにしない
- スーツのオシャレは袖先にやどる
- 「ライト◯◯」ではなくダークカラーを選ぶ
を挙げています。
Mezzoforte Loungeで複数記事をご覧の方はお気づきかもしれませんが、
1、3、4、7は、あなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとはで、
2は知らないのに結局聞かれる…パンツの仕上げの種類と対処法で、
5、6は意外と知らない?スーツを着る上での基本で、
既に同様のことを紹介しています。これらの記事を読んで頂くだけで押さえるべき点は押さえられるかと思います。
が、「MB氏の言葉で語られている方が説得力があるんだ!」という方は是非、書籍でご確認頂ければと思います。笑
ワイシャツはジャストサイズの白!
ワイシャツについても言及されており、「ジャストサイズが重要。色については白かサックスブルー、ペールピンク」と紹介されています。
・・・これもMezzoforte Loungeで紹介済みです!笑
ぶっちゃけスーツより重要?ワイシャツの効果と購入法攻略にがっつり記載してありますので、ご興味のある方は是非!
革靴は3万以上!
革靴は値段と質が比例しやすいので、3万以上(せめて2万以上)のものを購入し、適度に靴磨きをしましょう。
百貨店の靴売り場にある3万以上のものであれば、ブランドは特にこだわらなくても問題ないとのことです。
形はストレートチップで、前述のルールに即したスーツにするなら、靴の色は黒!とのこと。
靴については、まだMezzoforte Loungeで言及したことのないテーマですが、ルールとしては完全に同意です。
Mezzoforte Loungeとしてもルールと論理で選ぶことをテーマとしてますので、同意というか意見の余地ナシという感覚でしょうか。笑
たまに革靴のブランドにめちゃくちゃこだわる人がいます。
百貨店でもそこで人を判別しようと躍起になっている人もいるでしょう。
でも全体から見れば稀な人たちですので、あまり気にしなくて良いでしょう。
3万以上の靴をしっかり磨いておく。これで充分です。
汚くなったボロボロの靴を履いて、「百貨店の店員に差別された!」、「職場でみすぼらしいと言われた!」と憤慨するのはお門違いなので、ここはグッと堪えましょう。
靴磨き、結構重要です。
その他小物類やクールビズについても言及!
これ以上紹介してしまうと買う必要がなくなってしまうので、この辺にします。
が、本書では、小物類の買い方や正しいクールビズの着こなしについても紹介されています。
後半にはスーツレンタルサービスのsuitsboxを用いたコーディネートも写真つきで紹介されていますので、実際どんな格好をするべきなのか写真で見たい!という方は是非、書籍にてご確認ください!
ちなみにsuitsboxについてはMezzoforte Loungeでも何度か紹介していますので、是非ご覧ください!
最後に
雑誌以外でスーツについて書かれた本を読んだことのある方はなかなかいないかもしれません。しかし、東京で街を歩くサラリーマンを見ていても、ジャケットが大きすぎたり、スラックスがダボダボであったり、ボタンを全て留めてしまっていたりと、ルールから逸脱した残念スーツに溢れています。
「赤信号、皆で渡れば怖くない」でしょうか?
「みんなが残念なら自分も残念でいいじゃないか!」そうでしょうか?
そう考えるのであれば、そのままで良いかも知れませんね。
ただし、世界から見ても恥ずかしくない一流のビジネスパーソンとして胸を張るには、重要なポイントです。
特にグローバルに特に欧州相手に働く方であれば、絶対とも言えるでしょう。
日本国内のみで働く方であっても重要な取引相手の前で服装なんて理由で信頼を失うのはナンセンスです。
逆にルールに則った論理的に一流のスーツは、日本国内では差がつくかもしれません。
それ自体メリットですが、「差をつけられるから」というより、当然のこととして正しく着こなせるよりスマートだと言えるでしょう。
さらりと、着こなしていたいものですね!