一流のスーツの維持に向けたおすすめのブラシとその重要性とは?


コストを押さえてもやはり3万円程度はするのがスーツ。せっかく買ったのだから、長くキレイに使いたいですよね!

そこで重要なのが、スーツのメンテナンス。

今回はスーツを長くキレイに維持するためのメンテナンスにオススメのブラシや、ブラッシングの重要性についてお話したいと思います。

目次

勘違いメンテナンス

まずはやりがちな勘違いメンテンスから。それが「クリーニング」です。

クリーニングに出すとなんだかキレイにしっかりメンテナンスした気になってしまいます。

しかし、クリーニングに出すことで、スーツの生地に使われている動物の毛の脂が流されてしまい、質感が悪くなってしまうんです。

汗ジミが気になる場合や何かこぼしてしまった場合を除き、クリーニングは半年に1回を目安にすれば良いかと思います。

逆に半年に1回程度であれば、まとめてクリーニングを出しても良いでしょう。

陰干ししても汗のニオイ等がとれなくなってきた際にはクリーニングを検討しても良いかもしれません。

メンテナンスで重要な「ブラッシング」

それでは具体的にどのようなメンテナンスが重要なのかです。

タイトルにもありますが、ブラッシングが重要になります。

一日着たスーツは繊維の間に目に見えない汚れが詰まってしまったり、繊維の流れが乱れてしまったりと少しずつダメージを蓄積しています。

それをキレイに整えてあげるのがブラッシングなんです。

こうやって繊維を整え、清潔な状態に保つことで、カビや虫食いを防ぐ効果もあります。

おすすめのブラシ

さてタイトルにもあるオススメのブラシです。

スーツ用のブラシというと馬毛、豚毛。合成繊維等がありますが、馬毛のブラシがオススメです。

(図①ブラシの毛の特徴と評価)

馬毛・豚毛のどちらであっても、天然毛であれば静電気を起こしにくく、ホコリや花粉を集めずに済みます。

花粉症の方には重要なポイントかもしれませんね(笑)

馬毛と豚毛の違いについては上図にも記載した通りですが、馬毛は毛が柔らかくキメが細かいです。一方、豚毛は毛が硬く、コシがあります。

いずれにしてもスーツに使ってそこまで問題はないのですが、最近の生地はイタリアの生地を使っていることも多く、生地がデリケートな為、馬毛の方がより良いでしょう。

様々なサイトでも紹介されていますが、やはり馬毛のブラシとしてはイギリス王室御用達のKENTのブラシがオススメです。

王室御用達なんていったいいくらするんだ!!と思うかもしれませんが、意外と数千円程度で購入できてしまいます。

3万円以上するスーツを長持ちさせることを目的としていることを考えると、無駄な出費ではないと思います。

お手頃な値段のミディアムサイズがこちらです。


そしてラージサイズがこちら。

大して値段も変わらないので、ラージサイズを購入しても良いと思います。

ちなみに私は、ラージを使用しています。

ブラッシングのやり方

ブラシは買ったけど、どうやってブラッシングをしたらいいのか分からない!という方もいらっしゃると思います。

正直こういったHow toは文字や写真で見るのではなく、動画で見たほうが実用的だと思いますので、やり方について説明されている動画をいくつか探し、一番分かり易かった動画をご紹介します。


信憑性確認も含め投稿主を調べたところ、こちら神楽坂の完全予約制サロンAtelier BERUNの竹内大途さんが投稿されている様です。

スーツはしっかりとメンテナンスできていれば、実はそれほどクリーニングに出す必要はないんです。

長く大切に着て、周りからの好印象の中で仕事したいものですね。