夏場だけでなく年中ノーネクタイという方も増えてきていますが、だからこそ特に若手の方でノーネクタイだと「なんだか垢抜けないなあ」と感じたりしませんか。
でも、ちょっと待ってください。あなたのスーツがいまいちキマらない理由、本当にノーネクタイのせいでしょうか?
実はノーネクタイによってダサさが強調され、やっと自分自身が違和感を抱くに至ったというケースも少なくありません。
何を隠そう、私も新社会人の頃に悩んでたことなので、いまいちキマらない理由3つと、対処法をご紹介したいと思います。
目次
サイズが合っていない!正しいサイズとは?
これだけで決着がつく場合も少なくないでしょう。
特に学生時代から服装に気を使っていなかったタイプだと、大きめのスーツを着ていることが多いように感じます。(特に最近はビッグシルエットが流行ったこともあって、もしかするとオシャレだった方も要注意かもしれませんね)
適切なサイズについてはあなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとはにまとめていますので、購入の際には参考にしてください!
俗説ではありますが、量販店に行くと大きめのスーツを勧められやすいです。というのもキツいとクレームになりやすいですが、緩い分にはクレームになりづらいからです。
これは丈にも言えて、短くしてしまうと元に戻せないので、長めを売っておいて、何か言われたら短くすることでリスクヘッジする、とも言われます。
ただ、じゃあ量販店の販売員が全員信用できないかというと、そんなこともないように感じます。
たとえば私は新卒入社の際、SUITS COMPANYで2着ほどスーツを買いそろえたのですが、どちらもSUITS COMPANYでできる範囲でかなり私の身体に合ったものを選んでくれていました。
当時の私はスーツのサイズなんてよくわかっていなかったので、気付きもしませんでしたし、その後太った為、今は当時のパンツがキツくなってしまいましたが(笑)
いずれにしても正しいサイズを知っておくことは、販売員との円滑で有意義なコミュニケーションを可能にするので、あなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとはは一読していただけると幸いです。(結構がんばって書きました・・・!笑)
日本特有の謎習慣、リクルートスーツ!ネイビースーツで打破せよ
これ本当に謎の習慣なんですが、日本の就活生って黒のスーツを着るんですよね。というか、ぶっちゃけ結構な数のサラリーマンのオジサンも黒のスーツを着ています。
・・・が、黒はフォーマルの色であって、ビジネススーツの色ではありません。グローバルにビジネスする時代です。普通にやめましょう。
特にリクルートスーツは学生向けに安価なポリエステル生地で作られたものが大半ですので、ポリエステル特有のキラキラとした安っぽい光沢感があり、垢抜けない印象を作り出します。
そこでですが、私は就職活動の時からネイビーのスーツを着ることをオススメします。
就活後も継続して使うことができるのでお財布にも優しいです。
ちなみに私は就活の際に父から「ビジネスではネイビーを着るべきで、黒なんておかしいな風習に倣うな」と言われたこともあり、ネイビーのスーツを着て臨んでいます。
当時、外資系のコンサルと投資銀行、ベンチャーを受けていましたが、いずれの選考も進みましたし、複数内定をとっていますので、心配ないでしょう。
「ゴリゴリの日系企業受けてないじゃん」と言われればそれまでなのですが、実際スーツが黒かどうかなんて気にしている選考官いないと思いますけどね。
そもそもビジネススーツ=黒って間違ってますし。
一点だけ注意しておきたいのですが、ネイビーとは書いているものの、ここでいうネイビーとは「ミッドナイトネイビー」のことです。
かなり暗めのネイビーであって、明るい青のスーツはたとえ入社後であっても(生保営業の方などで着ている方をチラホラ見ますが)基本的にビジネスで着るのは控えた方が賢明です。
基本的には各国の首脳陣のスーツを参考にすると良いかと思います。ただし、安倍首相とカナダのトルドー首相のスーツは、明るすぎることが多いのでご注意を。
無意識に選んだダサいシャツ!実はシンプルが一番
これも結構あるあるなのですが、シャツの襟裏や袖裏に柄が入ってたり・・・しないですよね?
恥ずかしながら私も新卒入社当初買ってしまっていたのですが、この柄が入っていると、幼く見えるというかシンプルにダサいです。
量販店のシャツによく見られるデザインで、シャツに柄がないとオシャレじゃないのでは?という恐れから選びがちですが、これは止めましょう。余計です。
特にノーネクタイやノージャケットになる夏の時期にチラチラ見えることになりますが、本当にいちいち残念です。
ボタンやボタンホールの色も同様で、黒などの主張したボタンであったり、シャツの生地の色と全く異なる色のボタンホールで”オシャレっぽさ”を出しているシャツは避けましょう。ダサいです。
ちなみにこうした残念シャツ選択問題は、結構簡単に解決できます。
柄無しの白か柄無しのサックスブルーのシャツ(いずれもボタンは白!)を買うだけでOKです。
ただし、購入する際にはサイズをしっかり気にしてください。
ぶっちゃけスーツより重要?ワイシャツの効果と購入法攻略でも紹介していますが、正直ワイシャツのサイズが合っていてシンプルなものを着ていれば、それだけで相当スマートに見えます。
白だと本当に垢抜けるか不安という方は正しいサイズのサックスブルーを揃えていきましょう。
若手の頃は特にですが、サックスブルーだと爽やかでありながら垢抜けた印象にもできるので、周りからの見え方はもちろん、本人の満足感も高いと思います。
オジサンっぽいからと避けられがちなチャコールグレーのスーツであっても、サックスブルーのシャツと、暗めのブラウンの靴・ベルトと合わせると、仕事ができそうに見えつつ非常にオシャレにも見えます。(ちなみにこれ、イタリア人も好んでよく着る組み合わせだそうです!)
この時もグレーはライトグレーではなく、チャコールグレー。ブラウンは明るめや赤みの強いブラウンではなく暗めのブラウンというのがポイント。
色が明るくなるほど、素材の高級感がないと安っぽく見えますし、何よりビジネスで着ていると軽薄そうに見えます。(特に若手だとチャラそうな印象に・・・)
いや違う、やっぱりノーネクタイが理由だ!という場合は?
大抵の方はこれまでご紹介した理由に当てはまり、それぞれ対策を講じることで解決できるかと思いますが、そうではないんだ!というケースもあるでしょう。
もうここまでくると、本人の美観であったり、周りがファッションに厳しいということになりそうですが、一応対策はあります。
まず、ワイシャツのカラー(色ではなく襟の方)の形を工夫してみましょう。
ぶっちゃけスーツより重要?ワイシャツの効果と購入法攻略でも紹介していますが、カラーをボタンダウンにすることで、ノーネクタイであっても襟が崩れることがないので、綺麗な襟型を保つことができます。
ボタンダウンだとスポーティーな印象で嫌だという方であれば、ワンピースカラー(イタリアンカラー)にしてみるのも手です。
しかしワンピースカラー(イタリアンカラー)はセクシーさが出てしまいカジュアル感があるので、ビジネスシーンでは好ましくない印象を与える危険性があることにはご留意ください。
ボタンダウンもワンピースカラー(イタリアンカラー)も試したけど、何か違うという場合は・・・ネクタイをつけていない自分を見慣れていないだけかもしれません。
これを言い出したら最後ですが、しばらく違和感に耐えてみるというのも手かもしれませんね。それでもダメならもう我慢して年中ネクタイを付けましょう。
・・・さて、今回は珍しく若手に絞ってお話しましたが、Mezzoforte Loungeでは通常、テーラーやブランドでどんなスーツが作れるの?ぶっちゃけいいものなの?といったことをまとめています。
今後、長い社会人生活の中でスーツを着ることは少なくないと思います。
そして普通に過ごしていると、世の中は正直着心地も悪いくせに高いスーツに溢れています。
そんな「嫌々着るもの」から逃げたい人こそ読んで頂きたいと思っていますので、少しでも興味を持っていただけたら、是非Feedlyの登録やTwitterのフォロー、noteの応援を宜しくお願いします!