今回はスーツの購入に焦点を当てて、お話していきます。
スーツは複雑な知識がないと上手く購入できないように思われがちですが、自分自身は最低限のポイントだけ押さえ、あとは販売員の知識を「運用」することで一流のスーツを導けます。
では購入にあたって大切なのは何か。それは、予め
を確認することです。
目次
Why なぜ買うのか
まず、なぜ買うのか。ビジネス用のスーツを購入する場合、「ビジネスパーソンとして相手への敬意を示すことで、相手からも一流の人間として扱われるため」です。
私服用のスーツを買う場合には目的が異なると思いますので、どんなものでも自由に購入すれば良いと思います。
しかし、ビジネスの場合は、一定のルールに則り、相手へ敬意を示すことを忘れないようにしましょう。
そして、ルールに則っているからこそ、センス不要で一流の服装を論理的に導くことができます。
What 何を買うのか
次に何を買うのかです。具体的には、
①予算としていくらぐらいのスーツか
②どのようなスーツか
の2点を確認していきましょう。
①予算としていくらぐらいのスーツか
様々な意見があると思いますが、個人的に参考にしているのが、しぎはらひろ子氏の一流の男だけが知っている 賢いスーツの買い方にある「スーツにかけるお金は年収の3%で3着」です。
本記事ではポイントだけまとめますので、詳細が気になる方は本を参照ください!
さて、年収の3%というと・・・
年収300万の場合、スーツにかける金額は9万
年収500万の場合、スーツにかける金額は15万
年収700万の場合、スーツにかける金額は21万
年収1000万の場合、スーツにかける金額は30万
こんな感じになります。
年収300万の場合は、3万のスーツで3着揃えましょう。
3万円台だと量販店で探す方が多いかと思いますが、オーダーすることも出来ます!
年収500万の場合は、3万のスーツ、5万のスーツ、7万のスーツの3着で揃えましょう。3万は前述の通りですが、5万はイージーオーダーをオススメします。
たとえばビッグヴィジョン等がイージーオーダーに対応しており、定期的にセールを行っている為、5万円台で良質な生地でイージーオーダーをお願いすることも出来ます。
7万のスーツについては、生地にこだわった勝負スーツにしましょう。
7万円台までくるとかなり選択肢は広がります。たとえば【オーダースーツ佐田】でも7万弱のスーツがイージーオーダーできます。(が、こちらはもう少し価格を押さえた生地でオーダーする方が魅力的かもしれません。)
購入方法の詳細は後述します。
さて。年収700万〜ですが、1着目は3万、2着目は5万というのは変えず、3着目の勝負スーツに集中的に資本投下しましょう。
(①年収別のスーツ購入予算と割当の変移)
つまり、上図にあるように
年収700万の場合、3万+5万+13万=21万
年収1000万の場合、3万+5万+22万=30万
で揃えることをオススメします。
②どのようなスーツか
予算を確認したところで、実際どのようなスーツを買うべきかですが、「あなたの身体に合っていること」、「落ち着いた色・柄になっていること」の2点に気をつけて購入してください。
詳細はあなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとはを参照ください。
上記に加えて挙げるとすれば、「流行に惑わされないこと」にも注意しましょう。
クラシックでビジネスシーンに使えるものを求める限り問題ないとは思いますが、オシャレだからと流行物に手を伸ばしてしまうとビジネスシーンに不適切なスーツを購入してしまう可能性があります。
高価なお買い物になる為、そういった点には注意しましょう!
How どのように買うのか
それではいよいよ実際にどのように購入するかです。
いきなりオンラインで購入するのはハードルが高いと思いますので、まずは普段着ているスーツとシャツを着てお店へ向かいましょう!
「今持ってるスーツやシャツだと、ちゃんと着れてるか分からない・・・」と心配になるかもしれませんが、問題ありません。
普段あなたがどういった雰囲気なのか、どういった色を好んでいるのかといった情報が販売員にとっては、よりあなたに合ったスーツを探すヒントになります。
どの程度販売員に任せるかによってパターン分けした為、どこまで販売員を信頼するか、自分で知っておきたいかベースでお選びください!(全部自分で選べる方はこの記事の想定読者ではない為、パターンには含めていません)
①全部お任せパターン
大型百貨店がお近くにある方は、特に細かくスーツについての知識を持っていなくても、百貨店のフロアマネージャー等、しっかりとスーツについての知識がある方に「予算15万で、ビジネスシーンで問題なく着れて、仕事がデキそうに見えるスーツを購入したいのですが」と相談してみてください。
実際に買うスーツがいくらであったとしてもまずは15万の高級スーツを試着してみるのが大切です。
10着は試し、ホンモノを知ることで、実際に7万や5万や3万のスーツを買う時に選ぶべきものが見えてきます。
お近くに大型百貨店がない場合には、15万台のスーツがない場合がありますが、その場合にもそのお店の中で最高級のスーツを試着してみてください。充分良質な生地や作りを実感できるはずです。
さて、いずれにしても絶対に忘れてはいけないのがお直しです。いくら高級のスーツを着ていても身体に合っていなければ、かえって不格好になります。
「お直しまで含めて身体に合ったスーツ購入」だということをしっかり押さえておきましょう!
②ポイントは自分押さえて、細かい所は任せパターン
基本的には全部お任せの場合と同じです。
まず百貨店に足を運び、フロアマネジャー等しっかりとスーツについての知識がある方に相談しましょう。
予算や購入予定のスーツの金額に依らず、15万のスーツを10着程度試着してホンモノを知ることも変わらず重要です。
しかし試着を進める中で、店員の方にアドバイス頂く中でも、以下の記事にあるようなポイントを押さえ、今着ているスーツが条件を満たしているかを確認してみましょう。
また、完全に満たせない場合には、どこを譲るべきかを店員に相談してみると満足いく買い物ができるはずです。
1着こういった手順を踏んで購入しておけば、2着目以降はこの経験を踏まえて、量販店でもスーツを購入できるはずです。
また、オーダースーツもお手頃な価格で購入できる時代ですので、2着目以降はオーダースーツでより自分の身体に合ったスーツを購入してみるのも良いかもしれません。