着物の色柄!?和テイストを取り入れたノームゴタイリクのスーツ攻略


(出典:https://www.imn.jp/post/108057196667)
D’URBAN (ダーバン)と並び日本を代表するスーツブランドの五大陸。

その中でも2017年から新宿伊勢丹限定で開始したブランドが、NOME gotairiku (ノームゴタイリク) です。

ブランドネームのNOMEが、着物の襟元を指す衣紋(EMON)から来ているように、和のテイストを取り入れているのが特長です。

テーマカラーとしても江戸時代に開花した日本の色彩「四十八茶百鼠」をベースにしています。

(出典:colorterms.kisochishiki.com/ culture/shijuuhatcha-hyakunezumi.html)
四十八茶百鼠とは、贅沢を禁じられ、使って良い色を制限されていた江戸時代の庶民たちが、編み出した色彩で、茶(ブラウン・グリーン)、鼠(グレー)、藍(ネイビー)の範囲で絶妙な違いを出しています。

え、まだセンスに頼ってるの?論理で再現できるスーツの着こなしでもご紹介しましたが、暗めのグレーとネイビーが基本となるビジネスシーンにはバッチリの色合いですね!

今回はそんなノームゴタイリクのスーツについて、既製品・オーダーともに徹底解剖します!

目次

2種類のモデル展開

ノームゴタイリクには、大きく2種類のハウスモデルがあります。

  • モダンモデル
  • ノームモデル
  • この2つをベースに、ラペルがピークかノッチドか、フロントのボタンが2つか段返り3つボタンかという違いがあります。

    モダンモデルは少しタイト目で、たとえばパンツもノータックかワンタックからの選択となります。

    一方でノームモデルは一般的なシルエットで、同じノータックにしてもモダンモデルと比べ少し股上が深めになります。

    ハウスモデルとは別に用意された2種類の仕立てランク

    ノームゴタイリクでは、ハウスモデルとは別にハイスペックとスタンダードの2種類の仕立てのランクが2種類用意されています。

    基本的にはスタンダード仕立てになっており、既製品も既製品をベースにしたオーダーも、バンチブックからのオーダーもスタンダード仕立てです。この場合は芯地はハーフ毛芯となります。

    一方でハイスペック仕立てについては、既製品でいえば¥130,000クラスのもので、オーダーについても既製品で使っている生地のみからのオーダーで、バンチブックからのオーダーには対応していません。

    選択肢が少なく、2018AWで言えば2種類しか生地の選択肢のないハイスペック仕立てですが、マシンメイドでは出せないゴージラインの自然な湾曲等、ハンドメイドを取り入れたことが分かる作りになっており、芯地もフル毛芯となります。

    実際、着てみるとスタンダードより着心地が勝っていることをハッキリと体感できます。

    とはいえ、スタンダードでもハイスペックでも一枚襟で仕立てられているのはポイント。

    一枚襟はアイロンでじっくり人の首の形に合うように曲げる工程を経た作りの為、長時間着ていてもジャケットの重さを感じづらく、着ていて疲れにくくなります。

    既製品の価格帯と仕様


    (出典:https://www.imn.jp/post/108057196667)
    ノームゴタイリクでは、既製品展開が基本となります。

    店頭に並べてあるスーツを見ると、着物にインスパイアされた国産生地の柄等が目に留まります。 (目に留まると言っても悪目立ちすることはなく、飽くまで織柄の範囲です)

    ハイスペックの中にはかなり柄の立ったシャドーストライプもあり(もはやシャドーではない笑)、ここまで来るとビジネスでは着るにはかなり抵抗もありますが、それぞれ一見の価値はあります。

    テーマにもある通り、基本は葛利毛織や山栄毛織等の国産生地を使用しており、一部インポートも取り扱いがあります。

    スタンダード仕立ての既製品は、¥69,000〜120,000辺り、ハイスペック仕立ては前述の通り¥130,000となります。

    一部スリーピースのように店頭に並べてあるスーツもありますが、ベストは別売りですので、ツーピースとして購入することも可能です。

    いずれも裏地の素材はキュプラ100%となっているので、ポリエステルのような静電気や湿気のこもり等を心配する必要はありません!

    オーダーする場合の価格帯と仕様


    (出典:https://www.imn.jp/post/108057197367)
    ノームゴタイリクでは、パターンオーダーも可能です。

    スタンダード仕立てでは、既製品の生地も用いて、細部のデザインやサイズを調整するオーダーと、バンチブックの生地を用いてハウスモデルから選ぶオーダーの2種類から選ぶことができます。

    既製品をベースとする場合、既製品の価格の+¥5,000が基本価格となります。バンチブックの場合はグッと値段が上がり、たとえば、葛利毛織を用いた場合には¥160,000〜180,000程になります。

    ハイスペック仕立ては前述の通り、既製品の生地から選ぶ形のオーダーとなります。(そのため2018AWで言えば2種類からの選択)

    さて、価格が分かったところでどのような所をカスタマイズできるかについてです。

    ベントはセンターベント、サイドベンツ、ノーベントから選ぶことできます。

    袖ボタンは並びつけのみで、+¥2,000で本切羽にもできます。

    ポケットについては、ノーマルやスラントは勿論チェンジポケットを無料でつけることができます。

    裏地については、総裏、背抜きが選択できます。

    スリーピースにしたい方は、¥60,000〜でベストをつけることができます。(ノームゴタイリクのオーダーでは、スリーピースにする方はあまりいないようですが)

    納期は既製品をベースにする場合は3週間、バンチブックからのオーダーの場合は5〜6週間とのことでした。

    購入・オーダーに向けた準備

    こちらはオプショナルですが、一流のビジネスパーソンとして、適切にスーツを着こなすための情報を以下にまとめましたので、ぜひご覧ください!

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    日本を代表するブランドの一つであるゴタイリクが新宿伊勢丹と組み、新宿伊勢丹のみで展開するノームゴタイリク。

    日本一の売上を誇る百貨店限定で提供される価値を是非、実感してみてください!