驚異の価格!michele&shinでのイタリアのフルオーダースーツ攻略


(出典:https://www.micheleandshinitaly.com/)
イタリアの職人のオーダースーツを楽しみたい!

そう思っても日本にいると、なかなか厳しいのが現実ですよね。

最近でこそ新宿伊勢丹でイタリアのブランドの現地縫製のオーダーを受け付けていますが、基本的にはイタリアのサルトのスーツは既製品でしか手に入りません。

また、イタリア現地でオーダーしようにも日本からでは物理的な距離があるので、スーツの金額も高額なのに移動費もバカになりません。

「日本でもっと手軽にオーダーできたら」

・・・できるんです!

今回はそんなMichele & Shin (ミケーレ&シン)をご紹介したいと思います!

目次

スーツのオーダーの分類は「フルオーダー」

ミケーレ&シンにおけるスーツのオーダーはフルオーダーに分類されます。

モデル等が一切なく、スケッチブックベースでデザインを一から描いて、相談する中で作り上げていきます。

まさに、本当のフルオーダーですね!

この場合、懸念されるのは身体に合わせすぎて、自分の身体の弱みを前面に出してしまうような仕上がりになることですが、そこを防ぐのがフィッターの腕の見せ所。

弱みを見事に隠し、キレイなシルエットを崩さないように、あなた専用の型紙を起こしてもらいましょう。

また、縫製を担当しているのがイタリアの職人というのもポイント。

本場、イタリアの手縫いをお手頃に楽しめる稀有なブランドです!

パターンオーダーやイージーオーダーと何が違うかについては、徹底解説!オーダースーツの基本と種類。おまけで嫌な店員実態も…!をご覧ください。

ハンドメイドの度合いで分かれるレーベル


(出典:https://www.micheleandshinitaly.com/label/)
ミケーレ&シンでは、ハンドメイドを基本としたフルオーダーを提供していますが、そのハンドメイド工程の割合でレーベルが分かれています。

  • White Label
  • Full Hand Label
  • White Label

    まず、全行程の60%を手作業で仕上げているWhite Label。

    これ、安い方のレーベルなんですか?と聞きたくなるレベルの仕様になっています。

    芯地は総毛芯で、ハ刺しで留めているので、型崩れの心配もなく、またラペルカールもキレイに出ます。

    台場仕立てになっており、ひげ襟にもなっています。

    唯一残念なのは二枚枚襟になっていること。

    襟の作りは首の吸い付きに直結する為、本来アイロンでじっくり人の首の形に合うように曲げる工程が必要です。

    しかし、この二枚襟にすることで簡単に立体感が出るため、人手のアイロンワークをカットでき、コストが抑えられます。

    その代わり人手で入念なアイロンワークを施した一枚襟と比べると、首への吸い付きが甘くなります。

    その他ボタンホールがミシンで縫われていたりもしますが、かなり高級のスーツでなければミシンボタンホールが基本なので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

    ただし、手縫いを重視する粋人にとっては、かなり重要な箇所でもあるので、ボタンホールのみ手縫いに変更することもできるそうです。

    White Labelの場合、初回オーダー時のみ仮縫いを実施し、2回目以降は仮縫いは行いません。(そのため初回オーダー時のみ+¥20,000になります。)

    Full Hand Label

    そして全行程の殆どを手作業で仕上げているFull Hand Label。

    総毛芯はもちろん、ハ刺しも手作業になり、ボタンホールも手縫いになります。

    アップデートを繰り返しており、ボタンホールはKitonの風合いに近づけているそうです。

    襟も一枚襟になっており、手作業でのアイロンワークによる首への吸い付きを期待できます。

    手縫い工程が多く、甘く縫われた縫い目は長く着るごとに身体に合った張りになっていき、毛芯と共に文字通り馴染んでいきます。

    Full Hand Labelの場合、常に仮縫いがつくので、より確実なフィッティングを実現できるでしょう。

    一点、アンコン仕立てはできないと言われましたので、そこだけ注意しましょう。

    非常にわかりやすい価格設定


    (出典:https://www.micheleandshinitaly.com/ fabricks/)
    ミケーレ&シンは非常にわかりやすい価格設定をしており、前述のレーベルと生地の分類で決まります。

    生地も分類ごとに均一価格となっており、デザインや裏地、ボタン等によるアップチャージはありません。

    なので、以下に紹介する価格でそのまま作れてしまうんです。

    カテゴリーAの生地
    White Label:¥98,000均一 (ベスト¥35,000均一)
    Full Hand Label:¥180,000均一 (ベスト¥50,000均一)

  • CANONICO
  • REDA
  • LUIGI COLOMBO
  • Zignone
  • CERRUTI 1881
  • ANGELICO
  • FABIO
  • カテゴリーBの生地
    White Label:¥128,000均一 (ベスト45,000均一)
    Full Hand Label:¥210,000均一 (ベスト¥60,000均一)

  • Ermenegildo Zegna
  • HARRISONS of EDINBURGH
  • Loro Piana
  • CANONICO (高級ライン)
  • REDA (高級ライン)
  • カテゴリーCの生地
    White Label:¥148,000均一 (ベスト¥52,000均一)
    Full Hand Label:¥230,000均一 (ベスト¥67,000均一)

  • Ermenegildo Zegna
  • Loro Piana
  • Fox Brothers
  • これ以外のブランド生地も取り扱いがあるようですので、生地選びに心配はないでしょう。

    絶対に見逃せない新規限定の破格

    毎月限定2着で新規顧客限定のフェアが行われています。

    なんと¥180,000のスーツが、¥98,000になるんです・・・!

    驚異的すぎる価格です。正直これを見たとき、予約できるまで毎月電話しようと思いました(笑)

    受付は 毎月1日13:00~なので、初めてミケーレ&シンでオーダーする方は絶対に見逃さないようにしましょう!

    スーツ以上にオトク感が大きいオーダーコート

    コートも仮縫い付きでオーダーできてしまいます。

    購入でミスると全てが台無し!ビジネスシーンに相応しいコートとは?でご紹介した、ビジネスシーンでもバッチリ着れるチェスターコート・トレンチコート・ステンカラーコートは当然作れてしまいます。

    さらに、ポロコートやダッフルコートまで対応しています。

    そして驚くのがその価格、なんと¥140,000均一なんです。

    White Labelでスーツを仕立てるのと、ほとんど値段が変わらないんですよ。

    個人的にもコートのオーダーを狙っています(笑)

    銀座に店を構えるミケーレ&シン

    素晴らしすぎる仕立てのクオリティと価格設定なのですが、ミケーレ&シンは銀座の1店舗のみです。

    事前予約必須なので、忘れずに予約しましょう!

    オーダーに向けた事前準備

    こちらはオプショナルですが、一流のビジネスパーソンとして、適切にスーツを着こなすための情報を以下にまとめましたので、ぜひご覧ください!

    そもそも論理的に一流のスーツスタイルとは・・・
    え、まだセンスに頼ってるの?論理で再現できるスーツの着こなし

    身体に合ったスーツとは・・・
    あなたはなぜ残念なスーツを購入してしまうのか?一流を作るスーツとは

    差がつくポイントは・・・
    なぜあの人はカッコいいのか?差がつくスーツ・ジャケットのポイント

    生地を選ぶ際のポイントや特徴は・・・
    素材・柄からイギリス・イタリア生地まで!スーツ生地の特徴と違い

    パンツの裾上げの対処法は・・・
    知らないのに結局聞かれる…パンツの仕上げの種類と対処法

    販売員と上手くやり取りを行う方法は・・・
    うんちく不要!販売員の知識を「運用」したスーツ購入法とは?

    スーツの着こなす上で最低限押さえるべきことは・・・
    意外と知らない?スーツを着る上での基本

    ビジネスシーンに相応しいコートは・・・
    購入でミスると全てが台無し!ビジネスシーンに相応しいコートとは?

    ミケーレ&シンは銀座で、比較的お手頃な価格で、イタリアの手縫いのフルオーダーを体感できる唯一の場所と言っても過言ではないでしょう。

    初めての方も、こだわりの強い方も、どちらにも応えてくれるフルオーダー。ぜひ試してみてください!